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宮沢賢治のイーハトーブの世界が現実に!岩手の風景地

みなさんこんにちは、岩手県出身&在住の26歳のサラリーマンです。

僕は地元民として岩手の事が大好きなんですが、”岩手”…と聞いても、具体的なイメージは特に何も浮かばないっていう人も多いんじゃないかと思います。

わんこそば

わんこそばや冷麺など、グルメなどで有名なものを思い浮かべる人は多いかもしれませんが、その他の岩手の事って…案外、知られていないんですよね。

参考:盛岡名物、わんこそば・ じゃじゃ麺・ 冷麺のルーツに迫る

例年発表される魅力度ランキングでも、岩手は30~40位くらいと、非常に中途半端な位置。下位なんだけど、いじり倒すほどでもないという絶妙な順位なんですよね。(笑)

宮古駅(岩手県)

なので話題になることすらありませんし、岩手の魅力が皆さんに伝わる機会ってあんまりない…。

ですが、実は自慢できることがたくさんある素敵な街なんですよ、岩手は。

ジャージャー麺

しかも悔しいのが、全国的に有名な岩手出身の人物だったり、岩手発祥のグルメだったり、岩手発の企業だったり、岩手の観光スポットだったり、結構たくさんあるのに…

それらが岩手のモノ・人ということを知られていないという場合がたくさんあるということ!


ちなみに、宮沢賢治はご存知ですよね?

宮沢賢治

宮沢賢治(みやざわ けんじ、1896年8月27日 – 1933年9月21日)
日本の詩人、作家、農業指導者。

彼は岩手県花巻市出身で、作品には自然や農業、仏教思想が深く根付いています。

宮沢賢治の代表作には、童話「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」、詩集「春と修羅」などがあります。彼の作品は、幻想的でありながらも現実の問題に触れることが多く、特に自然や人間の営みに対する深い洞察が感じられます。

また、宮沢賢治は農業指導者としても活動し、農業に科学的な方法を取り入れたり、農民のための勉強会を開いたりしました。彼は「雨ニモマケズ」といった詩に代表されるように、自らの理想を追求し、困難に負けない強い意志を持っていました。

※賢治の作品は没後に評価が高まり、現在でも多くの人々に愛されています。彼の生涯と作品は、日本文学と文化に大きな影響を与え続けています。

国語の授業で名前を聞いているはずですし、作品も知っているはず。内容を覚えているという人も多いんじゃないでしょうか?

日本の児童文学の超巨匠ですよね。

注:イメージ画像(出典 Instagram)

そんな宮沢賢治も、実は岩手県出身なんです!

国語の授業で習った人も多いと思うんですが、知らなかった、という人も多いんじゃないでしょうか?

注:イメージ画像(出典 Instagram)

そして、宮沢賢治の造語の「イーハトーブ」という言葉。

なんとなく覚えている人もいると思いますが、これは「岩手の理想郷」を指す宮沢賢治の造語なんです。彼の作品には度々、この言葉が出てくるんです。

狼森(岩手)

そしてなんと岩手県には、イーハトーブのモチーフになった風景を観光することもできるんです。

というのも、宮沢賢治の作品に登場する、モチーフとなった岩手県内の風景が「イーハトーブの風景地」として、国の名勝登録されているんですね。

釜淵の滝(岩手)

今回は、そんな岩手の誇る巨匠・宮沢賢治と「イーハトーブの風景地」について皆さんに紹介します!

・・・

忘れている人も多いと思うので、改めて紹介すると、宮沢賢治は岩手県出身の詩人であり童話作家。

現在の花巻市に生まれ、現在の岩手大学を卒業し、生涯を岩手で終えた岩手を代表する人物の一人です。(途中何度か、短期間上京しています。)

37歳という若さで亡くなりましたが、その間に発表した作品は今でも教科書などに多く掲載されていますし…

日本の文学界の重要人物として扱われているということは、皆さんもご存知の通りです。

「注文の多い料理店」「雨ニモマケズ」「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」、みんな読んだことがあったり、名前を聞いたことのある作品ばかりですよね?

古い学校

そんな宮沢賢治は自然への興味関心・愛情も強く、農学者として地元で農学校教員として働いていました。

そんな、地元・岩手を愛し、自然を愛していた宮沢賢治の生み出した造語が「イーハトーブ」。

何度も言いますが、これは宮沢賢治の中にある理想郷を指した言葉で、岩手県の自然をモチーフに考えた、架空の理想郷のこと。宮沢賢治作品ではこのイーハトーブを舞台にしたお話がたくさんあります。

種山ヶ原(岩手)

「いわて」をもじって「イーハトーブ」となった、など、色々な説が唱えられていますが…宮沢賢治がこのイーハトーブの語源などに関して何も語っていないため、謎も多いのだとか。

宮沢賢治作品を読んでいると、このイーハトーブという言葉がたくさん出てくるんですが、僕自身も昔、「…イーハトーブってなんだ?」と疑問に思った覚えがあります。

注:イメージ画像(出典 Instagram)

宮沢賢治作品が有名になるとともにイーハトーブという言葉も知名度が上がり、今ではいろいろな場面でイーハトーブの名前が使われることも出てきているようです。

そして、そんなイーハトーブのモデルとなったであろう美しい風景地が現在「イーハトーブの風景地」として、国の名勝に登録されているんです。(登録は2005年)

・・・

その風景地に認定されているのは全部で7箇所ヶ所。

鞍掛山(滝沢市)
鞍掛山は岩手県滝沢市に位置し、宮沢賢治が愛した山の一つです。この山は賢治の作品にもしばしば登場し、その雄大な景観は彼の文学に大きな影響を与えました。

七つ森(岩手郡雫石町)
七つ森は雫石町にある七つの峰が連なる山々で、宮沢賢治が「七つの峰」と呼んでいた場所です。自然の美しさと静寂が特徴で、賢治の詩や童話の背景となることが多いです。

狼森(岩手郡雫石町)
狼森も雫石町に位置し、賢治がしばしば訪れた場所です。この森は賢治の作品において神秘的な場所として描かれ、自然と人間の関わりを考える重要な舞台となっています。

釜淵の滝(花巻市)
釜淵の滝は花巻市にあり、賢治が好んで訪れた滝です。この滝の美しさと力強さは、彼の作品に登場する自然描写に反映されています。

・五輪峠(花巻市、遠野市、奥州市江刺区)
五輪峠は花巻市、遠野市、奥州市江刺区にまたがる峠で、宮沢賢治が好んで歩いた道です。この峠の風景は賢治の心象風景として多くの作品に影響を与えました。

種山ヶ原(奥州市江刺区、気仙郡住田町)
種山ヶ原は奥州市江刺区と気仙郡住田町に広がる高原地帯で、賢治が「イーハトーヴ」の理想郷として描いた場所の一つです。広大な草原と清々しい風景が広がり、賢治の自然観が色濃く反映されています。

イギリス海岸(花巻市)
イギリス海岸は花巻市に位置し、賢治が命名した場所です。この場所は、彼がイギリスの風景を思い描きながら命名したと言われ、その独特の地質と美しい川の風景が特徴です。

どれも自然に囲まれた岩手の美しい風景に出会うことが出来る素敵なスポットとなっています。

注:イメージ画像(出典 Instagram)

田園風景、海岸、峠、滝、森など、色々な自然に出会うことが出来ますし、日本の原風景に出会える貴重なスポットなんですよね。

自然スポット好きでも、そうでない人でも、彼のファンであれば誰でも楽しめるでしょう。

イギリス海岸(岩手)

まだまだ知名度は高くないですが、岩手や東北に旅行に来た際には、ぜひイーハトーブを巡る観光をしてみてくださいね。

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