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『奥の細道』は千住大橋から始まった 〜北千住で”松尾芭蕉めぐり”をしてきた話

みなさんこんにちは、僕は東京の大学に通う21歳の大学生です。

21歳の大学生(男)

群馬県出身ですが、現在は都内で一人暮らしをしています。

※群馬というと北関東の県であり、影が薄いとか色々言われていて。それに対してコンプレックスを抱いている人も多いですが、僕自身は割とフラットというか、「どんな街にもいいところも悪いところもあるよ〜」という感じ。

やっぱり東京に来ると「すぐ近くの都県でもこんなに違うんだな〜」と驚く事がたくさんあります。

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東京は時代の最先端を行きながらも、歴史情緒のある街も併せ持つ”ニクイ街”。

先日、そんな気持ちをさらに強くする出来事がありまして。

万年筆と原稿用紙

僕の仲のいい友人に、文芸サークルに入っている奴がいまして…

そいつが、”奥の細道めぐり”に行こうぜ!と言い出したんです。

は?東北に行くつもり?と思ったんですが、よく聞いてみると東京・北千住には奥の細道に関連するスポットが多く残っているみたいなんです。

※彼は、そこを一緒に巡ろうと提案してきたんですよね。

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最初はどうしようかな〜、という感じだったんですが、聞けば…

足立区の街並み

北千住を含む足立区という街は…

奥の細道の関連スポットの他にも、レトロで情緒あふれる場所として有名なようです。

正直、これまで3年東京に住んでいて訪れたことはなかったんですが、面白そうなのでついて行ってきました。

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『奥の細道』については皆さん知っていると思いますが、一応復習しておくと…

注:イメージ画像(出典 Instagram)

江戸時代、元禄文化期(1700年前後)に活躍した松尾芭蕉の紀行文。

作中に読まれたいくつもの俳句が有名ですが、実はそもそも紀行文、つまり旅行記なんですね。

江戸を出発して東北から北陸地方を巡り、再び江戸に帰るまでを描いています。

※その旅程が徒歩なのに150日程度ということで、早すぎるんじゃないか?と話題になったりもしています。

参考:おくのほそ道 – Wikipedia

日本の古典紀行文の代表作として、日本人なら誰でも名前は聞いた事があるほど有名ですよね。

注:イメージ画像(出典 Instagram)

さて。『奥の細道』によれば…

この旅は1689年の春に家を引き払い、千住から隅田川の船に乗って始まったという事になっています。

奥の細道には千住大橋付近で詠まれた歌も収録されているんですが、同じ隅田川でも乗り込んだ岸が、”北千住側なのか南千住側なのか”その辺りは曖昧。

※千住大橋付は隅田川に架かる橋です。

千住大橋

結果、両者が両岸(北千住・南千住)から”奥の細道の聖地”としてPRを行っています。笑

※北でも南でもいいんじゃないか…と思ったりもしますが、北千住と南千住では区(足立区と荒川区)も違うということで、今では全然別の町。という事で”出発の地”の取り合いが進んでいるみたいです。

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東武線で北千住駅に訪れると、まず最初に奥の細道の顔出しパネルが設置されています。

注:イメージ画像(出典 Instagram)

そんなに一押しコンテンツだったとは、正直知りませんでしたが、ちょっと期待感が高まりますね。

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そんな北千住は、江戸時代には千住宿として栄えた宿場町。

ということで、今もそうした昔の雰囲気を残しているのですが、その街の雰囲気が『奥の細道』とか関係なく素敵でした。

※街の入り口近くにも芭蕉の像が建てられていて、ちょこちょこ芭蕉に関するお土産だったりスポットだったりが見えました。でも、がっつり「芭蕉一推し!」っていう感じでもなく、個人的にはちょうどいい感じでした。

注:イメージ画像(出典 Instagram)

興味ない人でも「この辺りってレトロな感じいいよね〜」って言って盛り上がれる感じ。

※あんまり街全体で”細道アピール”しすぎてると「もういいって!」ってなるじゃないですか。

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しかし、隅田川方面へ行ってみると…

注:イメージ画像(出典 Instagram)

『奥の細道』をものすごく推してきます。汗

千住大橋周辺になると関連する資料や記念碑、石造などが複数設置。千住大橋まで足を伸ばす人は奥の細道にちょっと興味がある人でしょうから、これくらいアピールしてくれるとわかりやすくていいですね。

注:イメージ画像(出典 Instagram)

神社や資料館といった、様々なスポットに芭蕉が顔を出します。

※この川の周辺は、もうとにかく、空気が穏やか。奥の細道が云々とかじゃなくて、このエリアの空気が、僕はとにかく気に入ってしまいました。

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そして、千住大橋を渡って、南千住へ南千住でも芭蕉の名前がちらほら。

注:イメージ画像(出典 Instagram)

南千住駅前には、綺麗な銅像もありました。

※こちらは2015年にお披露目されたばかりのものだそうで、すごく状態がよかったですね。

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奥の細道に関するスポットを巡るつもりが、結果的には単純に北千住散歩っていう感じになってしまいましたね。

注:イメージ画像(出典 Instagram)

北千住~南千住の町の雰囲気を知れたのは、本当にすごく良かったなと思います。

※今回は行けませんでしたが、北千住の北側には歴史的な街並みがもっと残っているということなので、今度行ってみたいなと思います。

芭蕉に興味のある人もない人も、北千住でちょっぴりノスタルジーになってみるのもいいですよ。

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